くじゅう坊ガツル湿原一帯の豊かな自然を守るために

2018年3月31日

美しい湿原を守ろう! ~ 坊ガツル湿原で「本焼き」を実施しました ~

九州電力のテレビCMですっかりお馴染みになった坊ガツル湿原の「野焼き」。今年も地元の自治体や企業、団体等で構成する「坊ガツル野焼き実行委員会」の皆さんのほか、九州電力グループの社員・家族など約130人にご参加いただき、3月31日に実施しました。

野焼きは、植物の芽吹きを促すため、湿原に火を入れ焼き払う作業です。火を使うため、雨が降った直後は実施できない野焼き。今年は悪天候が続き、3回の延期を余儀なくされましたが、4回目の正直?で晴天に恵まれました!
でも晴れすぎると乾燥して火が飛び移ったり、火の勢いが強く危険性が高まるのも野焼きの難しいところ。事務局では、実施直前まで天気予報で乾燥注意報などをチェック。作業前の出発式やミーティングでも安全第一を再確認しました。

出発式で作業内容について説明

出発式で作業内容について説明

作業を行う班単位に分かれてミーティング

作業を行う班単位に分かれてミーティング

くれぐれも事故のないよう作業手順を再確認!

くれぐれも事故のないよう作業手順を再確認!

ミーティングを終えたあと現地へ移動します。担当する作業区域に配置し、作業責任者の指示を待ちます。作業責任者は、全体の準備が整ったことを確認したのちに、風下から点火を指示。野焼きの始まりです!
 

班に分かれて作業区域に移動

班に分かれて作業区域に移動

いよいよ点火!

いよいよ点火!

瞬く間に炎が広がります

瞬く間に炎が広がります

風下側のリーダーは風に注意しながら火を入れていきます。ほかのメンバーは火が防火帯から外に出ないよう水の入ったリュックを背負い、ホースで水をかけて消火。空気が乾燥していたので時折火が高く上がったり、火の回りが速くなったりすることもありましたが、各リーダーは慎重に風の向きや強さを気にしながら火を広げていきます。

炎が湿原全体に広がっていきます

炎が湿原全体に広がっていきます

火が防火帯より外に延焼しないよう消火

火が防火帯より外に延焼しないよう消火

鎮火を確認します

鎮火を確認します

風の向きが変わったり強くなることもありましたが、作業は順調に進行し全ての作業は約1時間半ほどで無事終了。黄金色の草原はわずかの間に漆黒の野原に姿を変えました。作業後は、参加者全員でお弁当をいただいた後、全員で大船林道終点まで引き返して、活動を終えました。

一面真っ黒になりました!

一面真っ黒になりました!

お楽しみのもぐもぐタイム!

お楽しみのもぐもぐタイム!

今日のお弁当。今回もおいしそう!

今日のお弁当。今回もおいしそう!

解散式。皆さま無事でよかった!

解散式。皆さま無事でよかった!

漆黒の湿原を歩いて帰途に

漆黒の湿原を歩いて帰途に

昨年の8月から実施してきた一連の野焼き活動も今回の本焼きで完了!大きなけがや事故もなく実施できて、スタッフもホッとしました。平成29年度は悪天候に悩まされましたが、都合をつけてご参加いただいたボランティアの皆さんに、心から御礼申し上げます。ありがとうございました!
あたり一面真っ黒なじゅうたんのようになった坊ガツル。連休明け頃には、たくさんの植物が芽吹きする春がやってきます!皆さんもぜひ春の坊ガツルに足をお運びください!

29年度の一連の野焼き活動はこれで終了ですが、4月には平治岳での環境保全活動を予定しています!こちらもご報告いたしますので、お楽しみに!
 
 
   

 

ご参加いただいた皆さま、お疲れさまでした!

ご参加いただいた皆さま、お疲れさまでした!

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