2018年8月18日
美しい湿原を守ろう！ ～坊ガツル湿原で「輪地切り」を実施しました～
夏の爽やかな坊ガツル湿原
くじゅう坊ガツル湿原の希少な植物を守るため、毎年春に実施する「野焼き」。この「野焼き」の準備作業である「輪地切り」を８月１８日に実施しました。今回も、地元の自治体や企業・団体、九電グループで構成された「坊ガツル野焼き実行委員会」の約１４０名のボランティアにご参加いただきました！（野焼き作業は危険を伴う作業ですので、参加者の一般募集は行っておりません）
出発式の様子
九州電力㈱の早田大分支社長からご挨拶いただきました
「輪地切り」は、毎年春に行う「野焼き」の準備の一つで、野焼きの火が周囲に延焼しないよう防火帯をつくる作業です。参加者は５班に分かれて、防火帯となる湿原の周囲10ｍほどの幅を、刈払機を使って草を刈っていきます。
作業手順や安全管理について班毎に打合せ
間隔を取りながら刈り進めていきます
刈った草は、熊手などを使って寄せていきます
この日はお天気もよく、強い日差しが降りそそいでいましたが、参加者の皆さんには重い刈払機を抱えて懸命に草を刈り続けたり、刈った草を熊手でまとめたりと、大粒の汗を流しながら一生懸命取り組んでいただきました！作業中は熱中症にならないように３０分ごとに休憩して水分補給を行いました。
強い日差しが降り注いでいます
親子でご参加ありがとうございます！
山々に見守られながらの作業です
懸命に草刈りを続けて、
見事な「輪地」ができました！
作業は約２時間半で終了。少し時間はかかりましたが、皆で力を合わせて全長４ｋｍもの大きな帯状の輪の草刈りを終えました。終了後はキャンプ場で昼食。食事後全員で大船林道終点まで引き返して、この日の作業を終えました。
作業が終わった後に時折吹くさわやかな風が心地よい坊ガツル湿原でした。
作業が終わった後に時折吹くさわやかな風が心地よい坊ガツル湿原でした。
待望のお昼ごはんタイム！
今日のお弁当。とってもおいしそうです！
この日刈った草を乾燥させた後に火を点ける「輪地焼き」の作業を終えると防火帯の完成です。この「輪地焼き」は9月を予定していますので、こちらも実施後にこのページで報告いたします。どうぞお楽しみに！
時折涼しい風が吹いて秋の気配も漂っています
刈払機のお手入れも大事です
ご参加いただいた皆さま、お疲れさまでした！