くじゅう坊ガツル湿原一帯の豊かな自然を守るために

2016年8月7日

坊ガツル湿原の希少植物を守ろう!~外来種駆除活動を実施しました~

ご参加いただいた皆さま

ご参加いただいた皆さま

コウライトモエソウ

コウライトモエソウ

8月7日、大分県竹田市の坊ガツル湿原で「外来種駆除活動」を行いました。先日(8/3)にお伝えしたとおり、この活動は坊ガツル湿原に生息する「コウライトモエソウ」や「クサレダマ」など、絶滅の危機に瀕している植物の生態系を守るため、もともとこの場所にいなかった植物(外来植物)を除去するものです。
この日は、九重の自然を守る会や竹田市、パークボランティアの皆さんのほか、九州電力グループの社員やその家族など、総勢約90人が参加し、5班に分かれて、外来植物を根ごと抜き取る作業を行いました。
 
今回、除去した外来植物は、「ヒメジョオン」や「セイヨウタンポポ」、「アメリカセンダングサ」など。
環境省くじゅう自然保護官事務所の方々やパークボランティアの皆さんのご指導のもと、参加者の皆さんには1本1本丁寧に抜き取っていただきました。時折、強い日差しが襲ってきましたが、鮮やかな緑を放つ広大な湿原と山々に囲まれて、清々しい気持ちで作業を進めることができました。

どれが外来植物かなぁ?

どれが外来植物かなぁ?

繁茂エリアは総力戦!

繁茂エリアは総力戦!

暑い中、お疲れさまでした!

暑い中、お疲れさまでした!

約2時間の作業で、集めた外来植物は90Lのビニール袋約50個分!
重い袋を一所懸命に抱えて運んでくれたお子さんもいらっしゃいました

作業を終えた後は、お待ちかねの昼食タイム。
美しい風景の中で、地元のおいしいお弁当をいただきました。
 

外来植物がこんなにたくさん!

外来植物がこんなにたくさん!

お弁当おいしかった~

お弁当おいしかった~

昼食後は、出発地点に戻る途中で、九重の自然を守る会の皆さまによる自然観察会を実施。
コウライトモエソウやコオニユリなど、かわいらしい植物を見つけて、この日の活動が終了しました。

植物について教えていただきました!

植物について教えていただきました!

かわいいコウライトモエソウのつぼみを発見!

かわいいコウライトモエソウのつぼみを発見!

半日の活動でしたが、自然の雄大さを感じることのできたひとときでした。
特に、家族や夫婦でご参加いただいた皆さまには、夏の日の思い出になったのではないでしょうか。
 
九電みらい財団では、この他にも野焼き活動など湿原の保全活動に地域の皆さまと取り組んでまいります。この美しい坊ガツル湿原に是非お越しください!

さわやかな風が吹き抜ける夏の坊ガツル湿原へぜひお越しください!

さわやかな風が吹き抜ける夏の坊ガツル湿原へぜひお越しください!

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