2020年8月22日
美しい湿原をみんなで守ろう‼ ～坊ガツル湿原で「輪地切り」を行いました～
夏の坊ガツル湿原へ！
坊ガツル湿原は、毎年春に実施する「野焼き」により灌木や雑木を焼き払い、害虫を駆除し、植物の新しい芽吹きを促すことで、湿原としての環境を維持しています。令和２年７月豪雨により湿原の一部に土砂が流れ込むなどの影響はありましたが、８月２２日に予定どおり「野焼き」の準備作業である「輪地切り」を実施しました。今回も、地元の自治体や企業・団体で構成された「坊ガツル野焼き実行委員会」と、九電グループの社員・家族などのボランティア１２４名にご参加いただきました！（野焼き作業は危険を伴う作業ですので、参加者の一般募集は行っておりません）
新型コロナ対策は念入りに行います
ソーシャルディスタンスを確保しながら事務連絡
九州電力㈱の和仁大分支店長にご挨拶いただきました
「輪地切り」は、毎年春に行う「野焼き」の準備の一つで、野焼きの火が周囲に延焼しないよう防火帯をつくる作業です。参加者は５班に分かれて、防火帯となる湿原の周囲４ｋｍに亘り10ｍほどの幅を、刈払機を使って草を刈っていきます。
道具のチェックは怠りなく
靴の裏についた種を落として湿原に向かいます
作業手順や安全管理についてリーダーから説明
この日は曇り空でしたが蒸し暑く、参加者の皆さんは重い刈払機を抱えて懸命に草を刈り続けたり、刈った草を熊手でまとめたりと、大粒の汗を流しながら一生懸命取り組んでいただきました。作業中は熱中症にならないように３０分ごとに休憩して頂き、水分補給も適宜行いました。
長く伸びた草を刈っていきます
刈った草は熊手などを使って均していきます
周囲を確認しながら安全作業に努めています
皆さまのおかげで見事な「輪地」できました！
木道のそばも無事に作業が終わりました！
暑い中でしたが、みんなで力をあわせた結果、予定どおり約２時間で作業を終了しました。作業終了後は、班毎に解散し、帰路につきました。
本部で各班の作業終了を確認しました
作業後、湿原の中を通って帰ります
この日刈った草を乾燥させた後に火を点ける「輪地焼き」の作業を終えると防火帯の完成です。この「輪地焼き」は9月を予定していますので、こちらも実施後にこのページで報告いたします。どうぞお楽しみに！