ぼちぼちの会

親子レクリエーション

  • 少女

    はじめに「ぼちぼちの会」という名前を見たとき良い名前だなと思いました。
    焦らずぼちぼちと自分たちのペースで行う親子レクレーションに温かみを感じました。

  • 先の見えない不安や悩みを抱えた 多くの親子の心の支えとなる活動をされています。
    気持ちを共有することの大切さ、一人ひとりが自分らしくいることを認めてくれる居場所かと思います。
    これからも 子どもたちやその家族それぞれが 輝く人生を しっかりゆっくりと歩いていけますように。

    成人女性
  • 中年女性

    悩める親たちの救いの場であると思います。
    子どもを信じ、支援して行くことは大変なことでしょう。
    でも、励まし支え合える仲間がいるということは、とても心強いことだと思います。

子どもの居場所づくりや心のケア
団体プロフィール

ぼちぼちの会

「不登校の保護者の交流・情報交換の場」として、平成16年から活動をしています。現在、南区の若久公民館で毎月第一金曜午後18時30分から定例会を持っています。自由な雰囲気でアドバイザーも交え、相談や、情報交換など、一人で悩まず親が楽になれることを大切にしています。
定例会のほか11月に「能古島レクレーション」、6月と10月に「通信制・単位制高校説明会」、7月に「通信制・単位制高校見学会」、年2回以上の学習会などを行っています。また、他の保護者の会と合同で「学習会」「講演会」「交流会」なども実施しています。また、子ども達の活動「高校学習会」「交流会」、「フライン」の活動支援などを行っています。



 

活動内容について教えてください。

「能古島レクレーション(親子交流会)」の活動は、西区・南区・中央区の親の会などと合同で、日頃学校に行けない為に外に出る機会がなく引きこもりがちになる親子、不登校を経験した子ども達、その親、遊びの専門家など参加しています。
島にいくことで(海外?)別の世界を味わえる体験・今までの生活と離れ自然の中での開放感を感じたり、共同でバーべキューの準備をしたり、散策や、遊びの活動をすることで少しでも横のつながりを感じ、参加者同士での共有できる場所を提供しています。また、子ども達・大人が自由な時間を過ごすこと、日頃出会うことの無い方と同じ悩みを持つ家族を繋ぐ出会いの場にもなっています。ここでの関係がそれからの各会の連携となって、進路や情報の共有に繋がったりする。このような活動が将来の支援の輪になっていきます。
とくに不登校を経験した高校生や大学生が、今、不登校を経験し悩みの中にいる子どもたちの希望になれるよう接することができることは、その子どもにとっても大切な機会であり、自尊感情を持ち続けるための貴重な体験であります。親同士子ども同士、お互いの支援の輪をつないでいきたいと思います。



 

どのような思いで活動していますか。

一人ひとりのペース(問題や悩み)があると思うので、寄り添いながら、経験をもとに話したいと思っています。また、孤立しないようにするために活動を通して、専門の方などに繋げ、子ども・保護者に情報を伝えていきたいと思います。
今までに沢山の不登校生と保護者と出会い、多くの子どもたちが小学・中学校での生活の生きづらさを感じています。不登校というマイナスのイメージ。自尊感情の低下。一番苦しいのは子ども自身です。学校に行かない選択をした子どもの勇気を感じながら、子どもを信じることが一番だと思っています。不登校の経験をした子ども達は、進路・生きる道を考え成長しています。
不登校のど真ん中にいる時はまるで暗いトンネルの中にいるようで、右も左もわからず出口が見えないような感覚に陥ります。しかし、経験者の体験や、進路をはじめとする正しい情報と知識があれば乗り越えていくことができます。必要なものは一人一人違います。万人に聞く魔法の言葉はありません。しかし、その人にとって必要なことは必ずあります。
まだまだ、悩んでいる親子も沢山います。私たちは、多くの情報を発信しながら、たくさんの人と繋がっていきたいと思います。



 

今後の展望や目標を教えてください。

不登校の子どもたちがなぜひきこもりのようになってしまうのか。それは自尊感情の低下が一番の課題であるからです。「不登校だからあの子はだめな子」 「不登校だと人生だめになってしまう」そんな目線で毎日見られていたら自己肯定感が下がるのは当然です。しかも重要なのは、このようなレッテルは事実にもとづいているわけではないということです。不登校を社会問題にしているのは、不登校に対する社会の目であるとも言えます。  
私達は、「不登校=解決しなければいけないこと」と考えがちです。しかし、本当にそれは解決しなければいけない問題なのでしょうか。 学校に行く以外の方法はないのでしょうか? それを無理やり解決しようとすることで、失われるものはないのでしょうか。不登校を考える上で一度冷静になって考えてみることで、開けていく道もあるかもしれません。不登校生が生きづらくならないように、周囲の大人がどうしたらいいかを考えていきたいと思います。
ひとりではできない活動です。私たちは、不登校経験者の情報や、専門の方との情報交換、【親の会】との横の繋がりで保護者の気持ちに寄り添って、話していきたいと思っています。




 

本記事をご覧いただいている方々へのメッセージを自由にどうぞ。

「ぼちぼちの会」を応援していただきありがとうございました。
子どもが不登校になり、不安な日々を送っていた中、多くの仲間に恵まれ「親の会」を結成することができました。これは、子どもが不登校になったおかげで沢山の人と出会うことができていると思っています。(感謝)
一番の問題は「孤立化」です。なかなか「不登校」ということをだれとでも気軽に話せない雰囲気があります。その結果孤立化し、一人で悩んでしまう。そのため間違った情報や不安感の中からますます悩みが深くなってしまう。
もともと子育ては暗闇の中で、手探りの中いろいろな知恵をもらいながら進めていくものです。「子育てに失敗はありません。すべて成功です。」ただし、親の思い道理に育つ子どもはほとんどいません。親は子どもの人生の指導者ではなく支援者だから。
記事をごらんの皆様で、悩んでいる方や知り合いの方などいらっしゃいましたら、「ぼちぼちの会」に参加してみませんか?



【回答者】会長 木村 素也

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