NPO法人 心音

離島の生活困窮世帯の子どもへの学習支援事業

  • 中年男性

    離島という限られた人々とのふれあいの中で、人の絆や思いやりなど、島外への発信も含め人と人との輪を広げ、その子供達の成長に期待します。

  • 離島では、様々な選択肢が少ないと思います。
    行政や学校教育、福祉サービス等の隙間を埋める活動をぜひ続けてください。

    成人女性
  • 成人男性

    子供たちに平等な学びの機会を与えることができる素晴らしい取り組みだと思います。
    これからも頑張ってください。

子どもの居場所づくりや心のケア
団体プロフィール

離島の生活困窮世帯の子どもへの学習支援事業

当法人は、鹿児島県の離島(沖永良部島)の進む少子高齢化社会の子どもと高齢者を支援する活動で、誰もが安心して過ごせる地域づくりに寄与することを目指して会員10名の有志で平成18年5月に設立いたしました。
行政主導型で町の施策が進む島社会において、行政だけでは行き届かない表面化しない課題、その時の現状における「あったらいいな」を地域の課題として受け留め活動を展開してまいりました。
平成28年度には、軸足を「子育て支援」に定め、子ども一人ひとりの特性・個性を大切に尊重しその子らしく育てる支援事業をスタートしました。



 

活動内容について教えてください。

子ども達が安心して過ごせる場所づくり。
「私はわたしのままでいいんだ」と自己肯定感のもてる生きる力をはぐくむ人づくり。
子どもたちのありのあまを受け入れ、子ども一人ひとりが主体的に心豊かに生きるための活動を学習と体験を通して育んでいます。
1.個々にあった学習
2.学習交流会 
3.食事会 料理教室
4.個々にあった体力づくり 運動
5.英会話教室
6.魚釣り
7.書道
平成28年度からの3回にわたって「九電みらい財団助成事業」を頂き、普段触れ合うことのない島の11の小中学校児童生徒が参加し、県内外のボランティア大学生が子どもに近い指導者として触れ合う交流事業を開催し地域からも大好評の話題事業となりました。



 

どのような思いで活動していますか。

島住民の「あったらいいな!」「あってよかった!」を地域の課題と受け受け留め住民自らが連携し、創造できる基盤と人のつながりの構築に寄与できる団体として、県内関係団体との連携を密に図り地域支援の拠点を目指してきました。
平成28年度設立の子育て支援事業を軸に、子どもが自らの人生を自分らしく創造し楽しみ自ら成長できる環境であり続けたいと思っています。



 

今後の展望や目標を教えてください。

島に生まれた子ども達が、島でその子らしく育ち、島を誇りに思い将来を自由に実現できる環境の構築を目標にしています。
一人一人が、かけがいのない存在です。
さまざまな個性を持った人たちが互いに違いを認め合い、意見を尊重し合い、よりよい社会を築くために何をすればよいか根気強く探求し歩むこと。
諦めない社会の構築、島だからできる、島の将来を創造できる事業を目指し続けます。




 

本記事をご覧いただいている方々へのメッセージを自由にどうぞ。

南の小さな島沖永良部島は、人口減少、少子高齢化が継続的に進み、将来の島の存続まで危惧される現状ですが、この島には懐かしい香りの気質と風景があります。
また、大河ドラマ「西郷どん」ゆかりの地でもあります。
島には「敬天愛人」の教えが生き続けており、島の子ども達は「西郷隆盛の郷中教育」で育ってきております。
この島で、当法人は子ども一人ひとりに灯りをともし、将来を豊かに生きていけるよう島内外の多くの団体・個人と連携し子ども一人ひとりがその子らしく生きていける社会の構築を目指しております。
この理念を、「九電みらい財団助成事業」により一歩、歩み出すことができました。
感謝しております。
南の小さな島の子育て支援、島外との連携をも図りたいと願ってます。志のある方、ボランティア希望の方、島にいらっしゃいませんか?


【回答者】事務局 福元 美智子

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